不動産とは何か?ぼろぼろになった空き家も不動産?古くなった畳も?
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不動産のことって難しい
そもそも「不動産」とは何を指すのか?
私は不動産屋さんでもなく、不動産に関する知識も持ち合わせてなくて、疑問に感じて調べてみても、検索しても、結局よくわからないことが多くて、苦手意識が先行してしまうのですが、このままではもったいないのでは?との思いから、調べたことを発信することにしましたので、少しづつですが、このブログを通して、分からない事を減らしていければと思います。
よろしければ最後まで読んでみてください。
不動産とは
不動産とは、「土地及びその定着物(民法86条1項)」である。
いきなり難しそうですが、ぼろぼろになった空き家であっても土地に定着しているものであれば不動産になる、ということです。
土地に定着しているものとは何なのか。
土地について離れないものであり、一般的にいうと建物になり、樹木や鉄塔など。
建物とは何なのか。
建物とは、屋根と壁があって、土地に定着していて、建物としての利用目的ができて、利用上も構造上も独立した利用が可能なもの。
例えば、壁がなくて屋根と柱だけのガレージや東屋なんかは構築物であって、建物ではない。
でも、土地に定着しているから不動産。
そして、住宅等の建物に付随している襖、障子や畳は、不動産から取り外して持ち運べることができるので、動産になるそうです。
不動産の特性
不動産は他の財と比べて、どのような違いがあるでしょうか。
※財とは、人間の要望を満たすために必要な物質的な手段、あるいは、サービスのこと。
一つ目の特性として、動かない、不動性がある。
不動産は移動できません。建物や土地はその場所に固定されているため、その場所の特性(周囲の環境や交通の便など)が重要です。
動かない、動かせない、地域に根付いたものであるので、地域の中で適正な利用が求められるものということになります。
テナントビルは特に地域の方に必要とされることがとても重要な役割なのですね。
改めて言葉や文章にしてみると、当然のことなのに再認識しました。
二つ目の特性として、不動産の中でも土地は限りあるもので、不増性がある、有限ということですね。
三つ目の特性としては、不動産は同じものが二つとして無い、唯一無二で、独自性・非代替性・非同質性・個別性である。
四つ目の特性として、不動産は他の財に比べて、耐用年数や利用期間が長いということ。
五つ目の特性として、不動産は都市の構成要素であるということ。
六つ目の特性として、不動産は関係者の合意のもとで成立するものであるということ。
暮らしや日常にかかわる不動産
不動産の特性をざっと並べてみましたが、不動産は私たちの暮らしや日常に深く関わっていて、重要な役割を果たしています。
住まい選びはもちろん、商業施設やオフィス、投資物件など、さまざまな不動産が私たちの生活に影響を与えています。住まい選びでは、家族の健康や幸福度を向上させるために、快適な住環境が求められます。一方、商業施設やオフィスビルは、地域経済の活性化や雇用創出に貢献します。適切な立地や施設の選択が、ビジネスの成功につながることもあります。
また、投資としての不動産も注目されています。将来的な資産価値の向上や安定した収益を得るために、慎重な物件選びが重要です。エリアの発展性や市場動向を見極めることが、成功のカギとなります。さらに、環境に優しいエコ住宅やスマートホームの導入が進み、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも増えています。
だからこそ、国民の誰もが不動産に関する知識を少しでも学ぶことで自らの暮らしや人生におけるトラブルを予防できたりするかもしれませんね。
そして、より豊かな暮らしの実現や豊かな町や都市の実現につながるのだと思います。